書籍の紹介と使い方(31):映画英語のリスニング

基本情報

タイトル:映画英語のリスニング
版元:DHC
価格(Amazon.co.jp):¥1,680
オススメ度:★★★




収録内容

・全16シーンに分かれた刑事もののラジオドラマ(1話あたりは2分前後)
・英語スクリプトと日本語スクリプト
・各話ごとに発音や聞き取りのポイント解説
・著者によるストーリーに沿った解説(CDに収録)
・CD1枚

基本的な使い方

ラジオドラマのようなものですから、最初からとにかく楽しんで聴いてみてください。

この本の素晴らしいところはその発音や聞き取りに関する解説にあると思いますので、CDを繰り返し聞くことはもちろん大切ですが、各話の最後にある解説をじっくりと読んで、自分でも発音して練習してみてください。スピーキングだけではなく、リスニングにももちろん効果があります。

特に「映画英語のリスニング」に関すること

タイトルに「映画英語」という文字があるので勘違いする方もたまにいるのかもしれませんが、付属しているのはDVDではなくCDですので、物語は音声のみで進みます(テキストの中に挿絵はありますが)。

もちろん、この本を徹底的にやれば字幕無しで映画が観れるようになるわけではありません。話されている英語は難しいものではありませんし、スピードはTOEICよりも少し速いかもしれませんが、実際のテレビドラマなどよりはかなり遅めでしっかりと話されています。

英語のリスニング力の向上にかかせない「リダクション」「リエゾン」「イントネーション」の理解を深めるのに非常に役立つ解説が付いていますし、付属のCD内でも(ストーリーが終わった後に)著者の丁寧な解説がありますので、ストーリーよりもむしろそのあたりをしっかりやっていただけると実りのあるものになると思います。

ただこういった類いのテキストは学習者が楽しめないと効果は半減されると思いますので、「どうやっても刑事ものだけには興味をもてない」という方であれば、「Ayaのリアルトークリスニング」「リスニングはこう学べ」「ダイアローグリスニング」などの方がよいかもしれません。また、TOEICの試験間近でとにかく1問でも多く正解したいというのであれば、「解きまくれ!リスニングドリル」の方がよいと思います。



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